【ロードバイク初心者】真夏の100kmライドで死にそうになったお話

自転車

再び100kmライドに挑戦してみようと思う

Twitterで100kmライドに挑戦する人たちに触発されて再び100kmライドに挑戦してみようと思った。前回は千葉県から東京都を越えて神奈川県の横浜まで行ったので、今回は逆側に行ってみようと千葉市を越えて千葉県の袖ヶ浦市を目指すことにした。

朝は食欲が無い、それでもなんとかおにぎりを流し込む

日にちは7月22日、朝早く起きて出発したのだが起きてすぐなのか食欲が無かったので、食事を取らずロードバイクを走らせた。天気は雲一つない快晴、気温は最初は涼しかったが少しづつ上がっていくのが肌で感じられた。

1時間半くらい走ったところでコンビニ休憩をとったが、やはり食欲が無い、でもここで食事を取らないと絶対に後半バテるので、なんとか食べれそうだった「塩おにぎり」と「野菜ジュース」を購入、おにぎりをジュースで口に流す感じでやっとのこと食べた。

食欲がなかったがなんとかこれを流し込む

コンビニや自動販売機が無いルートをひたすら走る

千葉市を越えると工場地帯になりコンビニや自動販売機、更に休憩に使う公園も無い大通りをひたすら進むことになった。ここで少し寄り道をして大通りから脇道に入ればそれらがあったのかもしれないが、サイクルコンピューターの示すルートを素直に走っていた。

景色は工場地帯が続く

暑さで少し身体が怠さを感じる

昼近くになり暑さはMAXで少しづつ体力を奪っていく。ちょうど半分の50kmほどきただろうか、袖ヶ浦市に入ったところで、身体が少し怠い感じがしてきた。相変わらず食欲は無く何か食べたいという気持ちは無いのだが、常に喉が渇くのでボトルに入れていた(既に温かくなってた)水を少しづつ飲んで進んでいた。

やっとのこと袖ケ浦市に入る

体力が怪しいので目的地を変更して東京湾を見ることに

袖ヶ浦に入っても相変わらず工場地帯の変わらぬ景色で、かつ体力も怪しい雰囲気があったので、本当はアウトレットモールや海岸沿いの公園らを見たかったのだが、目的地を変更して、とりあえず東京湾の海だけでも見に行こうと、次に右折できるところで右折し、海を目指した。なんとか海は見れたのだが、近所で見る東京湾となんら変わらない景色だった

東京湾と愛車

少しづつ身体に力が入らなくなってくる

ここから同じ道を戻るのだが、疲れてはいないのだが少しづつ身体に力が入らなくなってきた。頼みの水も底をついてしまう。それでもなんとか家まで帰らなくてはいけないのでひたすら漕ぎまくった。まずはコンビニか自動販売機、水分を補給しないとマズい状況だと感じていた。急ぎたいのに少しづつ漕ぐ力も無くなってきて気持ちとは裏腹にスピードも落ちてきた。

やっと取れた休憩を境に身体が異常反応し出す

ここでやっと自動販売機を発見、地べたに座ってレモンスカッシュを一気飲みした。しかしここでの休憩を境に更に力が入らなくなってしまう。家まであと15kmなのだが進むスピードが遅いのでとても長く感じる。ここら辺から身体が異常反応を出して、暑いのに寒気で身体が震え出した。そして鼻水が出てきた。それはまるで風邪をひいたような感じだった。

休憩したかったのに神様の意地悪

家まであと10kmというところでやっとコンビニで休憩、食欲が無いのでゼリーと塩分補給のスポーツドリンクを飲む。しかし時はすでに遅しで、身体から復活のパワーを出すことはなかった。最後は歩いてロードバイクを押したり、今にも倒れそうな遅いスピードでロードバイクに乗ったりしながら進んだ。途中に公園があったのでヘルメットや手袋など取れるものは取って休憩したが、すぐに大量の蚊に襲われて撤退、「こんな瀕死の状態で休憩もさせてくれないのか」と神様を恨んだ。

真夏の太陽が容赦なく照らし続けてくる

24時間のあの番組の気分でゴールする

そしてあと3km、もうここではZARDの「負けないで」のポップな気分ではなく、谷村新司と加山雄三の「サライ」が頭の中をぐるぐると回っていた。あのマラソンの最後もこんな気分なのだろうか。のんびりと進んでやっと見えたマイホームには当たり前だが応援する人たちはいない。それなので感動的な演出などはもちろん無い。とにかくドアを開けてお風呂場に直行し冷水を浴びた。

最後に感じたこと

シャワーを浴びてすぐに寝て起きたらあの風邪っぽい症状もすぐに回復した。熱中症なのか脱水症状なのかわからないが、今考えるととても危険な状態だったように思う。体調がすぐれない場合は、あまり無理しない方が良いし、水分や補給食も持っておいた方が良かった。この経験を糧にして今後のサイクリングに活かしたいと思う。

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