「路線バスで寄り道の旅」で紹介
またまた柴又駅に来た。今回の目的は以前に買い忘れてしまった「船橋屋」のくず餅を購入するため。
だいぶ前になるが、徳光和夫さんのテレビ番組「路線バスで寄り道の旅」を何気なく観ていたら、柴又では無かったのだがこの「船橋屋」のくず餅を紹介していてとても美味しそうだなと思っていた。
ネットで場所を調べてみたらよく行っている葛飾区の柴又にも店舗があることを知って、今度絶対にサイクリングした時に行こうと思っていた。
しかし柴又周辺は見どころも多い。あれやこれやと写真を撮ったりしていたら最後に「船橋屋」で買って帰ることを完全に忘れてしまったのだった。
駅前の寅さんの銅像が「今日はくず餅買い忘れるなよ」と言っているので、さくらさんの立ち位置で「はい、今日は絶対に忘れないわ」と心に思うのだった。
あれ財布がない
まずは柴又帝釈天でお参り、と思ったら財布を持ってきていないことに気づいた。
最近はキャッシュレス時代になり、サイクリングに行くときに財布を持たなくなった。
喉が渇くと自動販売機でスマートウォッチやスマホでジュースを買うことが出来るし、お腹がすけばコンビニでも同じくガジェットで色々と買うことが出来る。
便利な世の中になったのだが、こういった時には小銭が必要になる。お賽銭が無いので感謝の気持ちだけを伝えてお願いすることは控えた。
御神水所の奥の岩場に双頭の白蛇を発見。何やら金運アップとのこと。今日はお財布を忘れてしまったがしっかり金運パワーをいただく。
「船橋屋」は現金以外で購入することが出来るか
さてそんなこんなでお店も開店の時間になった。
しかし江戸文化2年(1805年)創業と書いてある「船橋屋」で現金以外で購入することが出来るのだろうか。恐る恐るお店を覗いてみる。
とりあえず「ペイペイ使えます」というシールを発見。急いでチャージして無事に購入することが出来た。
「くず餅きなこが先か黒蜜が先か」論争
袋から取り出すと、「元祖くず餅」の文字と、「四五〇日自然熟成」の文字が。何やら450日もの間じっくりと熟成発酵させるらしい。作る期間は長いのだが消費期限は2日と短いので気をつけて欲しい。
箱を開けると「餅」と「きな粉」と「黒蜜」が綺麗に入っていた。まるで「和製iPhone」とは言い過ぎだがとても美しい。
本当はお皿に出して食べれば写真映えもするのだが、サイクリングでお腹も空いていてすぐに食べたかったので、箱のままいただく。
以前に「打ち上げ花火下から見るか横から見るか」という映画だったかドラマだったかがあったが、私の中にずっとあった「くず餅きなこが先か黒蜜が先か」の論争は、くず餅の説明の紙に答えが書いてあった。
正解は「黒蜜が先」である。
プルプルとしたくず餅にきな粉と黒蜜がよく合い、賞味期限の短さは全く問題なくあっという間にペロリといただいた。今度はお店の中でも食べてみたい。リピート確定となった。
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