ついに12月26日がやってきた
試合が決定してから早々に有給を取得した12月26日。
とうとうその日がやってきた。
WBC・WBO世界チャンピオンの井上尚弥 vs WBA・IBF世界チャンピオンのマーロン・タパレス。
会場となる有明アリーナには15時過ぎに到着した。
最近のボクシングで結構使われる会場なので、私ももう慣れたものだ。
会場入り
有明アリーナの入り口から入場。
試合をするたびに確実に増えている花束。
人気がどんどん上がっているのを感じる。
前戦の「vsフルトン」でもあったフォトブース。
ここで写真を撮るために前回よりも長い列にここでも井上尚弥さんの人気が上がっているのを感じる。
前座の試合観戦
大橋ジム期待の「武居由樹」と「平岡アンディ」の試合は(画面に映し出された)皆さんの試合予想が約9:1で勝利と、「そんな弱い相手と試合を組むなよ」と言いたいメッチメークだったが、皆さんの予想通りの結果となった。
世界王座挑戦とか言っているがその前にもっと骨のある選手と戦って欲しい。
ちょっと冷えていた会場だったが、セミファイナルの日本タイトルマッチ「堤聖也vs穴口一輝」が大いに盛り上がった。
テクニックでポイントを重ねる穴口に対し、パワーパンチでダウンを奪う堤、どちらに転ぶがわからない展開だったが、終盤に精神力で勝る堤がダウンを奪い、終盤にポイントで逆転となった。
会場のボルテージを上げてくれた両者には拍手。
後ろで「せいや、せいや」と言う声が聞こえたので「堤聖也(つつみせいや)」も人気が出たなと思ったら、今やメジャーリーガーの「鈴木誠也」がいた(笑)
ただただ「ごっつかった」。
井上尚弥vsマーロン・タパレス
ついにメインイベント。
今回は事前にタパレスの映像をよく観る機会があったので、タパレスの上手さ、そして意外性のあるパンチ、それにより前回のフルトン戦より「恐怖」を感じていた。
心臓の鼓動が半端ない。
それでもいつも予想を上回る出来を見せてくれる井上尚弥の前半KO勝利を予想。
今回もジミー・レノンJrが会場を盛り上げる。
光の演出と、ドローンによる映像が新鮮だった。
試合は前に出てくると思われたタパレスが防御を重視し、後ろ体重で井上尚弥を迎えうつ展開。ガードも高く、なかなか有効なパンチを与えられなかったが、手数で序盤から井上尚弥がポイントを重ねる。
4ラウンドにダウンも奪い、ポイント的には問題無いのだが、タパレスは実に防御が上手かった。なかなかフィニッシュの雰囲気を感じさせない。
これは判定まで行くかなと思われた10ラウンド、フィニッシュは突然やってきた。井上尚弥がワンツーをガードの上に当て、タパレスを弾き飛ばし、ワンツーを再び追撃すると右ストレートがガードの隙を割ってタパレスのテンプルに当たりタパレスはゆっくりと崩れ落ちた。
会場の観客は総立ちで皆が両手を上げていた。
やはり判定とKOは全く違う。
井上尚弥という選手は観客の期待を裏切らない。
だから人気があるのだ。
年末もあと2日仕事があったが、「俺も頑張ろう」と心に思い、今回も大変満足な思いで会場を後にしたのだった。
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