【スポーツ】ボクシング観戦

趣味

怒涛のボクシングウィーク

4/8から4/9にかけて、ボクシングの試合がいくつもあった。

どれもテレビでの観戦だったが、今回はそれらの感想を。

4/8 『Prime Video Presents Live Boxing』有明アリーナ

キコ・マルチネス(スペイン) vs 阿部麗也(KG大和)

阿部麗也:判定勝ち

元世界チャンピオンのキコ・マルチネスに阿部麗也がポイントを重ね大差判定勝利。ただ世界挑戦を目指すなら、すでに全盛期を越えているマルチネスは倒して欲しかった。初めて観た阿部麗也は攻防ともにまとまった選手、ただ逆に言うとこれといった武器が無い。解説の長谷川穂積さんも言っていたがもう1ランク、2ランクの戦力の向上を期待したい。

小原佳太(三迫) vs 佐々木尽(八王子中屋)

佐々木尽:3R KO勝利

ベテランの小原が荒削りな佐々木を倒すかと予想していたが、この日の佐々木はパンチのスピードにキレがあり、上下のコンビネーションも見事で、終わってみれば佐々木の圧勝だった。序盤からエンジン全開だったので、後半のスタミナは未知数だが、インタビューで「クロフォード、スペンス、待っていろよ」と平気で言えちゃう怖いもの知らずな若さ、ぜひ世界を見てみたものだ。

那須川天心(帝拳) vs 与那覇勇気(真正)

那須川天心:判定勝利

那須川天心がデビュー戦で日本ランカーを圧倒。天心は事前の情報通りパンチのスピードがあって、当て勘に優れた選手だった。このような大舞台でも臆することなく、ボクシングではあまり見ないフェイントや、大きな魅せるパンチを放つなど、エンターテイナーの一面も見せてくれた。若干後半はキレが落ちたように感じたが、デビュー戦としては100点満点。魅力的なアスリートがボクシング界に来てくれた。

井上拓真(大橋)対リボリオ・ソリス(ベネズエラ)

井上拓真:判定勝利

終始噛み合わない試合、後半にスタミナが落ちてきたソリスを若干ポイントで上回り井上拓真の判定勝利。どちらも有効打が少なくポイントを振り分けるのが難しい展開が続いた。解説陣が言っていたほど井上拓真がポイントを取っているようにも見えず内心ハラハラしたが、後半にポイントを引き寄せ僅差で勝利したように見えた。ずっと変わらない展開に観客はこの試合を観て面白いと思うのか、他の試合が面白かっただけに疑問の残る試合展開だった。

寺地拳四朗選手(BMB) vs アンソニー・オラスクアガ(アメリカ)

寺地拳四朗:9R TKO勝利

序盤から拳四朗の左ジャブが的確にヒット、続けて強烈なボディショットも何度も決まり、上下ともに効かせるも、オラスクアガの驚異的なスタミナと精神力、そして放つ強いパンチに、ポイント差ほどは安心できないスリリングな展開だった。拳四朗が技術で圧倒するも倒せず、パワーで圧倒するも倒せず、攻め続けて疲れも見える中、最後は精神力を振り絞り挑戦者にパンチを打ち続けKOした。敗戦してから拳四朗は精神力が強くなった。見ていて面白い試合をする。今度は是非ともチケットを購入して応援したいと思った。

4/9 生中継!エキサイトマッチSP

シャクール・スティーブンソン(アメリカ) vs 吉野修一郎(三迫)

スティーブンソン:6R TKO勝利

伊藤雅雪や中谷正義ら日本人のトップ選手をやぶり日本の代表の座を掴み取った吉野修一郎が、世界のトップスターのスティーブンソンに挑んだ試合。吉野の強さは分かりずらいが、一番はハートの強さだと思う。試合はスピードの差でスティーブンソンがダウンを2度奪い圧倒。徐々に距離が近い戦いになって吉野にもチャンスがあったが、スピードに劣る吉野のパンチはヒットしなかった。ストップのタイミングはやや早く残念な判定だったが、文句なしの日本代表が、相手を驚かすことも、慌てさせることも出来ないのか。世界との差を感じさせる結果となってしまった。

最後に

那須川天心のデビュー戦をメインにするか議論があったが、私は「ボクシング界が盛り上がるのだったら」という理由で天心のデビュー戦がメインでも良いと思っていた。

しかし今回の拳四朗の試合の素晴らしさ、6回戦の試合と世界タイトルマッチの大きな違いを見せてくれた。

今ボクシング界には絶対的なスター「井上尚弥」がいる。

今回も井上尚弥にお金を使う(チケット購入する)ため、会場へ行くのを断念しAmazonプライム(500円)で観ることにした。

お金も限りがあるので悩ましいところだが、次回は毎回素晴らしい試合を見せてくれる彼を是非とも会場で応援したいと思う。

しかし2日間でボクシングの試合をこれだけ観ると流石に疲れるな。

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